「こわかわいい」

「こわかっこいい」

怖い!でも、見入ってしまうかっこよさがある! これは結構ありがちです。 カリスマ性を備えたヒールレスラーに、このパターンが多いすね。

たとえば、棺桶を引きずるアンダーテイカー(アメリカンバッドアスのときは怖くない)であったり、HHHの入場であったり。 日本人だと、リアルタイムじゃないのでよくわからないですが、上田馬之助さんなんて、そんな感じだったんじゃないでしょうか。

ここで「こわかわいい」
怖いんやけど、時々頬がほころんでしまう。
怖いんやけど、思わず頭をなでたくなってしまう。
怖いんやけど、アゴのしたをこちょばして、「ゴロゴロ」って言わしたくなる。

そんなレスラーおるかっ!て思われるでしょうが、いるんです。 「ザ・グレート・カブキWikipedia)」がその人です。

カブキさんをナメてはいけません。 現在のマット界に相当な影響を与えている人です。 毒霧は言うに及ばず、トラースキックは今でも、小さいレスラーが大きなレスラーに対抗するための、起死回生の技として有効です。(丸藤正道、HBKなど。)

それでは、カブキさんの「こわかわいさ」を見ていただきましょう。

片鱗を見ていただけましたか?
顔にペイントして、流血して、怖いはずなのに、なぜか愛らしい、そんなカブキさんを感じていただけたでしょうか。
気分が乗ると、くるくる回り出す、お茶目なカブキさんを堪能していただけたでしょうか。

さて、上記の画像はグレート・ムタとの「親子対決」からのものですが、ムタにも「こわかわいい」時期がありました。 それは、頭が河童になり、黒いメイクで目だけがキョトンとしていた、NWO期です。

しかし、この時期のムタには怖さがあまりありませんでしたから、どちらかというと「かわいみすぼらしい」という新ジャンルだったかもしれませんね。

音楽界で「こわかわいい」人を探すと、近年のオジー・オズボーンがそうですね。 お客さんをあおるけど、五十肩で十分に肩があがらないオジー、ジャンプしようとするけど、飛び上がるというよりむしろ落下してしまうオジー・・・。

ここまで見てきましたが、どうも「こわかわいい」は怖かった人が枯れてゆく過程で発揮されるようですね。

そうなると、これからの高齢化社会、「こわかわいい」が来る!、ていうのはあながち間違ってはいないのではないでしょうか。

2006/05/08 sora